落語

2024年10月14日 (月)

春風亭昇太独演会 オレスタイル

おばんです😄
毎年秋の恒例、昇太師匠のオレスタイルに行ってきました。
この会は昔やったネタを再度やってみるという試みの会です。
  
ボクの落語では、おバカな人たちしか出てきません。
楽しんでってください。
  
▪️演目
浮世床
 将棋好きの柳好師匠にぴったりのお話。笑。
時そば
 蕎麦代を一文ごまかすとあのお話ですね。
 別の噺家さんのとは違っていて、大笑いでした〜
貧乏神
 こちらは上方落語のお話です。
 お嫁さんに何度も離縁される男は貧乏神に取り憑かれていました。
 男に死なれたら貧乏神が死神になっちまう・・・
 貧乏神は男に仕事をするように説得しますが、まったく聞く耳を持たない男。
 なんと貧乏神がせっせと働くようになりました。
 ところが稼いだお金を男が騙し取り飲み代に使ってしまう。
 怒った貧乏神はついに男と縁を切ることにするのですが、
 男は行くあてがなければ友人を紹介するよ。と言います。
 その友人とは自分と同じように離縁された人でした。
本当は怖い愛宕山
 太鼓持ちの一八と繁八は旦那たちのお供で愛宕山へきました。
 荷物を持ちながら山を登るのは大変。
 さっさと登って行った旦那たちから、遅れて茶屋にたどり着きます。
 すると、谷にある的に、土器(かわらけ)を当てる遊びをすることになりました。
 旦那は見事に当てますが、一八がやってみるとなかなか当たらない。
 悔しくて「大阪では小判を投げるんですよ。」なんて嘘を言うと?
 旦那は、かわらけの代わりに小判を投げ始めました。
 ところが、さっきと違って小判は的には当たらず次々と谷底へ。
 一八は小判欲しさあまりに谷へ取りにいきます。
 降りることはできたけど、登ることができない。
 なんとか策を講じて元いた場所に戻ってきますが、
 肝心な小判を置いてきてしまいました。
 
 さて、ここから後半戦。これは昇太師匠が付け足した続編になります。
 無事に戻ってきた一八は小判欲しさに再度谷へ降りることを決めます。
 でも、今度こそ登るすべがない。狼の声もする。もうダメか〜
 ・・・と思ったら、祠があり、そこで人と出逢います。
 なんと祠に住んでいる神様。
 神様と出会ったことであれよあれよと人生が良い方向へ進んだ一八。
 ある時、昔は太鼓持ちだったこと若者集に話をすると、
  「今、一八と言う太鼓持ちが来てますよ。」
 お店に来てもらうと、その太鼓持ちはあの時、小判を投げていた旦那でした。
 
たっくさん笑って、とにかく楽しい会でした😆

 

2024年3月31日 (日)

SWAリニューアル

おばんです🌃
 
運よくチケットが手に入りましたので、SWAリニューアル行ってきました。
演目はこちらになります。
 
▪️春風亭昇太:同棲したい (喬太郎師匠作)
 晴れて就職した息子がホームパーティを開いたところ、
 両親が同棲してみたいから離婚すると言い出す...
▪️林家彦いち:空に願いを (昇太師匠作)
 雨で運動会が中止になればいいのにな〜と思っていた少年が
 お祖父様の代まで雨乞いの家系だったことを知り修行に励む...
▪️柳家喬太郎:からだのほうかん (彦いち師匠作)
 手術が無事に終わったのに意識が戻らない少女の体に、
 噺家さんの意識が入って病巣を探す...
▪️三遊亭白鳥:ロマンス恋泥棒 (昇太師匠作)
 編集者の女性は自分が担当している売れっ子漫画家さんが
 ロマンス詐欺にあっているのでは?と疑いを持つ...
 
どうです?
ちょこっとだけストーリーを載せましたが、すごいでしょう?
笑いの予感しかしない。
 
今回の企画は
 →過去にやった演目を別の人が演じるとどんななるのか?
ということでリニューアルだそうです。
私はSWAは今回が2回目なので4作品とも初めて聴きました。
どの作品もたくさん笑って楽しかったです😆
 
も〜ほんとにね。
前日にポリーニ訃報を知って、気分が落ち込んでたので笑いで温めてもらいました。
この件は時間が取れたら振り返ってみようと思います。

2024年3月 3日 (日)

入船亭扇遊・扇辰兄弟会

おばんです🌃
少し前の話になりますが、久しぶりに落語聴きに行きました。
扇遊師匠と扇辰師匠の兄弟会です。
ブログ内を検索したら、前回の兄弟かいは6年くらい前だった💦
 
演目はこちらになります。ちょいと時間がないのでお話の説明は割愛〜
 
▪️演目
・出来心 入船亭扇ぱい
 コロナ禍で前座期間が長かった扇ぱいさん。近々、二つ目になられるとのこと。
 前職はアナウンサーというだけあってとても聴きやすかったです。
 今後が楽しみですね💫
・蕎麦の隠居 入船亭扇辰
 師匠から教えてもらったというお話。
 今は高座で演じる方がいらっしゃらないらしく、扇遊師匠曰く、
  「もし、どこかで噺家さんが演じていたら、稽古つけたのは扇辰。」
 とのことです。貴重なものを聴いたわ! 
・厩火事 入船亭扇遊
・トーク
 あらかじめいただいたお客様からの質問にお答えするというスタイル。
 いろんな楽しいお話を聞けました。
 お二人とも、朝ごはんではなくブランチだとか。
 扇遊師匠はお蕎麦、扇辰師匠はご飯を召し上がることが多いらしい。
・引越しの夢 入船亭扇遊
・匙加減 入船亭扇辰
 

2023年10月29日 (日)

春風亭昇太独演会 滑稽話

こんばんは。
先月のことになりますが、幸運にもチケットを取ることができたので行ってきました。
 
昇太師匠が清水エスパルスのファンなのは有名ですね。
J2リーグで2位までの順位に入れば、J1昇格となるので熱い戦いが繰り広げられているのですー
というオープニングからスタートしました。
しかも、1ヶ月以上経ちますが今も続いてます。しかも2位争いを清水と磐田でやってますよ。
 
◆演目
粗忽長屋 立川生志
鮑のし  春風亭昇太
幽霊の辻 春風亭昇太
宿屋の仇討 春風亭昇太
 
幽霊の辻は初めて聴きました。
上方落語で演じられる新しい落語だそうで、おもしろかったです😊

2023年5月28日 (日)

SWAクリエイティブツアー2023

こんにちは😊
少し前のことになりますが久しぶりに落語に行ってきました😆
しかもなかなかチケットの取れないSWAです。
今回はひとつ屋根の下というテーマでの会でした。
  
▼公演内容
柳家喬太郎 「えーっとここは」
街は少しずつ景色が変わっていきます。
こんなお店あったっけ?
そういうことってありますよね。でも、もともとどんなお店だったか思い出せない。
そんなお話でした。
 
春風亭昇太 「戦国老人ホーム」
老人ホームでのお話なのですが居住者の苗字は戦国時代の武将の苗字。
戦国時代ごっこをしていたお爺さんとお婆さんのお話でした。
 
林家彦いち 「夢のまつり」
夢って起きると今まで見ていたのに忘れてしまいますよね。
いいところで目が覚めてしまい、もう一度寝て続きを見ようとする。
そんなお話です。
 
三遊亭白鳥 「彼女は幽霊」
お引越ししてきたら、そこには女の子の幽霊さんがいました。
その幽霊さんと意気投合し、お付き合いを始めるのですが、ちょっとお出かけすることに。。。
 
どのお話もとてもおもしろくて久しぶりにたくさん笑いました😆
 

2021年10月24日 (日)

柳家喬太郎・入船亭扇辰 二人会

こんにちは
ちょっと前のことになりますが生の落語を聴きに行きました。
2019年12月以来だったのでとても楽しかったです。
 
◆開口一番 林家さく平:初天神
 本来、秋はイベント盛り沢山の季節ですが自粛が続いていますよね。
 賑やかな出店でのやりとりが羨ましいな〜と思いました。
 さく平さんはたい平師匠の2番弟子とのことですがご子息だそうですよ〜
 
◆入船亭扇辰:匙加減
 有名なお医者さんの若旦那は父と同じように医者を目指しています。
 ひょんなことから知り合ったお花さんに一目惚れ。
 通い詰めてお金もたくさん使って父にバレて勘当となってしまいました。
 心をあらためて医者の仕事を始め、やっと余裕が出てきた若旦那。
 久しぶりにお花さんに会いに行くとお花さんは寂しさから病気になっていました。
 療養も兼ねてお花さんを引き取ることにした若旦那でしたが、
 周りにはお花を巡ってお金のやりとりがついてまわります。
 お奉行様の裁きが見応えあります〜 
 
◆三増紋之助:江戸曲ごま
 駒の心棒を手でひょいひょいっと擦るように回していました。
 大きいものから小さいものまで。いろんな種類がありました。
 トークがおもしろかったです。
 
◆柳家喬太郎:居残り左平次
 品川に繰り出し、美味しいものを食べたり飲んだり大騒ぎ。
 友人らには1円だけ払ってもらえば良いと言ったものの自分もお金を持っていない。
 そこで、泊まった店に居残りし仕事しますと言い出します。
 遊びにきたお客様に気に入られ、ご祝儀たっぷりいただく左平次。
 実はこういう稼ぎ方を仕事にしているとんでもない人物でした。
 
やっぱり落語はおもしろいですね

2019年12月 8日 (日)

扇辰日゜和

こんにちは
この秋も扇辰師匠とお弟子さんによる落語と朗読に行ってきました。
今回もテンポのよいお話がたくさんあって楽しい会でした
 
【演目】
入船亭小辰 いかけ屋
入船亭扇辰 火事息子
入船亭小辰 朗読
入船亭扇辰 朗読
 
◆いかけ屋
いかけ屋さんはお鍋やお釜などの鋳物の修理を行なっていた職人さんのこと。
ご近所の悪ガキたちは、いかけ屋さんの仕事の邪魔をして大騒ぎ。
仕事ができないくらいにからかって、次は鰻屋さんの仕事を邪魔しに行きます。
悪ガキたちは何組かに分かれて、鰻屋さんの職場にあるいろんなものをそれぞれいじって、これまた大はしゃぎ。
せっかくの鰻が焦げて穴が開いてしまいました。
大変だ!穴が開いちゃった!!いかけ屋さんとこに持って行かなきゃ!!
 
◆火事息子
 質屋の若旦那は、火事が大好き。家の仕事は継がずに火消し屋になりたいと思っていました。
 ところが、正式な火消し屋ではなく、おっかない人たちの集団である臥煙という火消し屋になってしまい、背中には彫り物までするありさま。
よって勘当されてしまうのです。
 ある風の強い日、質屋の近所で火事があり、旦那は蔵の中の商品に何かあったら大変だと蔵の目塗りを大工の頭に依頼しますが、断られてしまったため、番頭さんがその役を引き受けることになりました。
 高い梯子に乗って目塗りなど、素人にはなかなかできることではなく梯子の上で固まってしまう番頭さん。
 すると、屋根から屋根へと走る臥煙が番頭さんのお仕事を助っ人してくれて、無事に作業が終わりました。
 旦那はお礼を言いに臥煙に近寄ると、その臥煙は勘当した息子でした。
 ずっときにかけてはいたものの、そんな言葉は出てこず、今回の件についてのお礼も言えず。
 対して母親は久しぶりに息子に会えて大喜び。あれを持たせてやりたい、これを持たせてやりたいと言い出します。
 旦那は、こんなヤツにあれこれ持たせてどうするつもりなのかと問うと、、、
 火事のおかげで会えたんですから、火元へ返してやりましょうよ〜という母親でした。

2019年10月26日 (土)

柳家三三独演会「八面六臂」令和元年・秋

こんばんは
チェコフィル来日中でしたが、取れると思っていなかったのチケットが購入できたので行ってきました
 
◆演目◆
鰍沢
 話のオチはくだらないのですが、主役の旅人が銃を持ったお熊から逃げていくシーン。
 結構こわかったです
井戸の茶碗
 きめ細かい描写で、いろんなことがはっきり見えたお話でした。
 演者が違うとこうも感じ方が異なるのね〜

 
演目は2席ですが、まくらが長かったのでいろんなお話を聴くことができました。
独特な、のら〜りくら〜りとした中に、ぽぽぽん!とテンポの良い進行がまくらにも演目にもありました。
 
とても楽しい落語でした


 

2019年10月 6日 (日)

オレスタイル

こんにちは
春公演も行きましたが、秋の公演も行ってきました。
 
◆演目◆
オープニングトーク
だくだく:春風亭柳好
リストラの宴:春風亭昇太
お見立て:春風亭昇太
井戸の茶碗:春風亭昇太
 
演目を見ても割とくだらないお話がたくさんありますね。
やっぱり、井戸の茶碗おもしろいですね〜
真面目な人が3人も集まるととんでもない話になってきます
 
オープニングトークやまくらでは、新婚話もちらほらとお話ししてくださいました。
まだ慣れないけれど、楽しく、忙しい日々を送っていることが伝わってきました
 
そういえば、開演してからも照明が落ちず、なんでかな〜?と思っていたら、
お客さんの様子をチェックしてたそうです。
なんとなく常連さんがきてるとわかったので安心したとかなんとか。
昼公演ではこういう場に来るのは初めてというお客様がいて、ちょっと周りにご迷惑になっていたそうです。
公演する側と聴く側が楽しむためには、みんなマナーは守らなきゃですね〜

2019年7月15日 (月)

特選落語会

おはようございます。よく降る雨ですねぇ☔
こんな梅雨は久しぶりだなぁと感じる今日この頃です
さて、先日、喬太郎さんと三三さんの二人会に行って、もやもやした気分をスッキリさせてきました。
 
【演目】
◆寄合酒  三遊亭楽べえ
◆そば清  柳家喬太郎
 とある蕎麦屋さんにひょっこりと現れ、お蕎麦が大好きなんですよ〜という清兵衛さん。
 店にいた男連中に20枚のそばを食べてみろと言われ、そんなの無理ですよ〜と言いつつ完食。
 翌日は30枚食べてみろと言われ、そんなの無理ですよ〜と言いつつもまた完食。
 清兵衛はお蕎麦の大食いを生業としていたのでした。
 
 ある時、仕事で信州まで行った際、ウワバミが猟師を飲み込む現場を目撃します。
 人間一人を飲み込んで流石に苦しんでいるウワバミでしたが、池のそばに生えていた草をチロチロッと舐めたところ、
 膨れていたお腹がすぅ〜っとなくなっていきました。
 この草があれば何杯でも蕎麦が食べられる!と思った清兵衛。 
 
 仕事を終えて、いつもの蕎麦屋に足を運び、50枚を完食する賭けに乗ります。
 なんとか48枚まで食べるのですが、お腹が苦しくて苦しくて大変です。
 少し風に当たりたいと、外へ出てあの草を食べてみる…。
 さて、店の中で待っていた男連中は、一向に戻ってこない清兵衛を探しに表へ出ると、やはり清兵衛はいない。
 代わりに、羽織を着た蕎麦人形が座っていたのでした。
 
 お蕎麦を食べるシーンがとても楽しかったです。最後のちゅるんっ♪て食べるところね
 
◆元犬   柳家三三
 浅草蔵前の八幡様の境内に住んでいる真っ白な野良犬シロ。
 お参りに来る人々からとても可愛がられ、
   お利口だねぇ。今度生まれ変わったら人間になれるね。
 と毎日声をかけられます。
 今度生まれ変わったら…ということは死ななきゃならないのか…なら今生きているうちがいいな。
 てな訳で、シロは人間になれますように!と願掛け参りを始めます。
 そして満願の日がやってくるとついに人間になれなれるのです。シロは大喜び!
 
 でも、人間として生活するには仕事をしなければなりません。
 たまたま通りがかったお仕事を紹介することを仕事としている上総屋さんのご主人に声をかけます。
 なんだか変わった若者だけど(犬のような行動を取るので当然ですが…)、
 素直な綺麗な目に惹かれ、ご隠居の家のお手伝いに向いているのではないかと紹介。
 
 ご隠居は若者のことを気に入るのですが、どう〜も話がうまく通じない。
 助けを求めて、女中のお元さんを呼び、その姿を見ると…「あ!おっかさんだぁ!!」
 
 人間になったシロが上総屋さんに声をかけた時、裸は良くないね。最近じゃ蕎麦人形も羽織着るからね。
 と先のそば清を入れたところがおかしかったです
 
◆磯の鮑  柳家三三
 ちょっとボケた感じの与太郎。
 吉原の女を惚れさせることができれば、金を代わりに払ってくれると友人に教えられ、すっかりその気になってしまいます。
 どのように惚れさせるのかを教えてもらい、早速吉原へ。
 すったもんだがありながら、花魁に会うことができ「磯の鮑の片想い」だったんだと言うはず、
 「伊豆ワサビの片想い」と言い、花魁の膝をつねってしまいます。
 あまりの痛さに、涙が出てしまった花魁を見て、「ワサビが効いたんダァ」と答える与太郎です。
 
◆仏壇叩き 柳家喬太郎
 指物師の長二のもとに、決して壊れない仏壇を作って欲しいと坂倉屋の助七がやってきます。
 職人かたぎで無愛想な長二ですが、要望通り見事な仏壇を作りあげます。
 助七が代金を尋ねると「100両」と答える長二。その値段に高すぎると怒る助七。
 ですが、長二は「100両の仕事をしたから100両だ。」と答えます。
 そこまで言うならと才槌で仏壇を叩きつけたものの釘一本緩むことはありませんでした。
 約束通りの品物を作った長二に感服した助七。
 100両ではなく1000両を払いたいと申し出ると、長二は100両で結構だと言うのでした。
 
 真面目〜なお話なのですが、会場の皆様がちょっと退屈そうにしているのを見て、喬太郎さんに戻りガス抜きしたところはさすが〜でした

より以前の記事一覧

おすすめ

無料ブログはココログ