扇辰日゜和
こんにちは
この秋も扇辰師匠とお弟子さんによる落語と朗読に行ってきました。
今回もテンポのよいお話がたくさんあって楽しい会でした
【演目】
入船亭小辰 いかけ屋
入船亭扇辰 火事息子
入船亭小辰 朗読
入船亭扇辰 朗読
◆いかけ屋
いかけ屋さんはお鍋やお釜などの鋳物の修理を行なっていた職人さんのこと。
ご近所の悪ガキたちは、いかけ屋さんの仕事の邪魔をして大騒ぎ。
仕事ができないくらいにからかって、次は鰻屋さんの仕事を邪魔しに行きます。
悪ガキたちは何組かに分かれて、鰻屋さんの職場にあるいろんなものをそれぞれいじって、これまた大はしゃぎ。
せっかくの鰻が焦げて穴が開いてしまいました。
大変だ!穴が開いちゃった!!いかけ屋さんとこに持って行かなきゃ!!
◆火事息子
質屋の若旦那は、火事が大好き。家の仕事は継がずに火消し屋になりたいと思っていました。
ところが、正式な火消し屋ではなく、おっかない人たちの集団である臥煙という火消し屋になってしまい、背中には彫り物までするありさま。
よって勘当されてしまうのです。
ある風の強い日、質屋の近所で火事があり、旦那は蔵の中の商品に何かあったら大変だと蔵の目塗りを大工の頭に依頼しますが、断られてしまったため、番頭さんがその役を引き受けることになりました。
高い梯子に乗って目塗りなど、素人にはなかなかできることではなく梯子の上で固まってしまう番頭さん。
すると、屋根から屋根へと走る臥煙が番頭さんのお仕事を助っ人してくれて、無事に作業が終わりました。
旦那はお礼を言いに臥煙に近寄ると、その臥煙は勘当した息子でした。
ずっときにかけてはいたものの、そんな言葉は出てこず、今回の件についてのお礼も言えず。
対して母親は久しぶりに息子に会えて大喜び。あれを持たせてやりたい、これを持たせてやりたいと言い出します。
旦那は、こんなヤツにあれこれ持たせてどうするつもりなのかと問うと、、、
火事のおかげで会えたんですから、火元へ返してやりましょうよ〜という母親でした。
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