特選落語会
おはようございます。よく降る雨ですねぇ☔
こんな梅雨は久しぶりだなぁと感じる今日この頃です
さて、先日、喬太郎さんと三三さんの二人会に行って、もやもやした気分をスッキリさせてきました。
【演目】
◆寄合酒 三遊亭楽べえ
◆そば清 柳家喬太郎
とある蕎麦屋さんにひょっこりと現れ、お蕎麦が大好きなんですよ〜という清兵衛さん。
店にいた男連中に20枚のそばを食べてみろと言われ、そんなの無理ですよ〜と言いつつ完食。
翌日は30枚食べてみろと言われ、そんなの無理ですよ〜と言いつつもまた完食。
清兵衛はお蕎麦の大食いを生業としていたのでした。
ある時、仕事で信州まで行った際、ウワバミが猟師を飲み込む現場を目撃します。
人間一人を飲み込んで流石に苦しんでいるウワバミでしたが、池のそばに生えていた草をチロチロッと舐めたところ、
膨れていたお腹がすぅ〜っとなくなっていきました。
この草があれば何杯でも蕎麦が食べられる!と思った清兵衛。
仕事を終えて、いつもの蕎麦屋に足を運び、50枚を完食する賭けに乗ります。
なんとか48枚まで食べるのですが、お腹が苦しくて苦しくて大変です。
少し風に当たりたいと、外へ出てあの草を食べてみる…。
さて、店の中で待っていた男連中は、一向に戻ってこない清兵衛を探しに表へ出ると、やはり清兵衛はいない。
代わりに、羽織を着た蕎麦人形が座っていたのでした。
お蕎麦を食べるシーンがとても楽しかったです。最後のちゅるんっ♪て食べるところね
◆元犬 柳家三三
浅草蔵前の八幡様の境内に住んでいる真っ白な野良犬シロ。
お参りに来る人々からとても可愛がられ、
お利口だねぇ。今度生まれ変わったら人間になれるね。
と毎日声をかけられます。
今度生まれ変わったら…ということは死ななきゃならないのか…なら今生きているうちがいいな。
てな訳で、シロは人間になれますように!と願掛け参りを始めます。
そして満願の日がやってくるとついに人間になれなれるのです。シロは大喜び!
でも、人間として生活するには仕事をしなければなりません。
たまたま通りがかったお仕事を紹介することを仕事としている上総屋さんのご主人に声をかけます。
なんだか変わった若者だけど(犬のような行動を取るので当然ですが…)、
素直な綺麗な目に惹かれ、ご隠居の家のお手伝いに向いているのではないかと紹介。
ご隠居は若者のことを気に入るのですが、どう〜も話がうまく通じない。
助けを求めて、女中のお元さんを呼び、その姿を見ると…「あ!おっかさんだぁ!!」
人間になったシロが上総屋さんに声をかけた時、裸は良くないね。最近じゃ蕎麦人形も羽織着るからね。
と先のそば清を入れたところがおかしかったです
◆磯の鮑 柳家三三
ちょっとボケた感じの与太郎。
吉原の女を惚れさせることができれば、金を代わりに払ってくれると友人に教えられ、すっかりその気になってしまいます。
どのように惚れさせるのかを教えてもらい、早速吉原へ。
すったもんだがありながら、花魁に会うことができ「磯の鮑の片想い」だったんだと言うはず、
「伊豆ワサビの片想い」と言い、花魁の膝をつねってしまいます。
あまりの痛さに、涙が出てしまった花魁を見て、「ワサビが効いたんダァ」と答える与太郎です。
◆仏壇叩き 柳家喬太郎
指物師の長二のもとに、決して壊れない仏壇を作って欲しいと坂倉屋の助七がやってきます。
職人かたぎで無愛想な長二ですが、要望通り見事な仏壇を作りあげます。
助七が代金を尋ねると「100両」と答える長二。その値段に高すぎると怒る助七。
ですが、長二は「100両の仕事をしたから100両だ。」と答えます。
そこまで言うならと才槌で仏壇を叩きつけたものの釘一本緩むことはありませんでした。
約束通りの品物を作った長二に感服した助七。
100両ではなく1000両を払いたいと申し出ると、長二は100両で結構だと言うのでした。
真面目〜なお話なのですが、会場の皆様がちょっと退屈そうにしているのを見て、喬太郎さんに戻りガス抜きしたところはさすが〜でした
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