先週は初の大手町落語会に行って来ました
日経ホールは、プラハ・チェロ・カルテットのコンサートで訪れたばかり。
ここはどこの席もとてもよく見えるし、よく聴こえるのでお気に入りのホールのひとつです。
いつも平日の夜に行くことが多いですが、土曜日の昼間だと全然雰囲気が違ってました。
そりゃそうだ、会社休みだから飲食店もお休みだよね〜
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【演目】
◆三遊亭粋歌 :コンビニ参観
コンビニでアルバイトをしている女の子が、
東大生のエリートおぼっちゃまの教育係になるのですが、
この子のお母さまが心配のあまりバイト先にまで顔を出し...というお話。
◆三遊亭天どん:牡丹灯篭より「お札はがし」
牡丹灯篭は日本の三代怪談話の一つ。今回は円朝師匠の作品。
金に目がくらみ幽霊の依頼を引き受けた伴蔵とおみね。
お世話になっている若旦那はこの幽霊にとり殺されてしまう...というお話。
この後、伴蔵とおみねはどうなるのか。
◆柳家喬太郎 :牡丹灯篭より「おみね殺し」
幽霊からもらったお金を元手に商売を始めた伴蔵とおみね。
ところが伴蔵は行きつけのお店で浮気をしている始末。
おみねは伴蔵の友人から真相を突き止め、伴蔵を責め立てます。
あの女とは縁を切ると言う伴蔵の言葉を信じたおみね。
若かった日のように夫婦仲良く縁日に興じた日の帰り道。
伴蔵はおみねを斬り殺してしまうのです。
〜仲入り〜
◆入船亭扇辰 :田能久
◆柳家さん喬 :船徳
遊び人すぎて家を感動されてしまった若旦那。
船宿にお世話になるものの船頭の仕事はまだまだ不慣れ。
ある日、船頭が不在時に急ぎのお客様が1組来て、
急いで向こうへ渡りたいとのことで若旦那が担当することになります。
若旦那とお客は共に大変な思いをして向こう岸へ渡るのでした。
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天どん師匠が今日は何をお話ししようかなぁとお話を始めました。
このホールはきれいでお客様の顔もよく見える。
首がきれいに見えていて生首みたいなんですよ...と。
やっぱりステージからはそう見えるんだなぁと思いました(笑)。
そして、軽い話をやるか、夏だし牡丹灯籠なんかやろうかなぁと。
お客様の拍手で牡丹灯籠になりました。
で、次に出て来た喬太郎師匠。
前半は遊びで軽めに終わらせるのかと思ったらこんな話するなんて。
これはもう続きを話すしかないじゃないの!
うちの師匠はねぇ、どんな話をするかって気にするんですよ。
知ったら怒り出すかもしれませんよ!と言いおみね殺しに入りました。
てっきり喬太郎師匠の新作聴けるのかと思っていたのでラッキーでした(笑)。
扇辰師匠の田能久は、何度か聴いたことがあります。
久兵衛さんのおにぎりを食べるシーンがとても好きです♪
TVで観たことのあるさん喬師匠。
ところどころ「あっ!」と思う箇所がありました。
やっぱりお師匠さんですね。喬太郎師匠と似ているんだなぁと感じました。
クラシックのコンサートだと、聴きに行くアーティストはピアノ or チェコがらみが多いです。
落語だと、いろんな噺家さんを覚えようと思って足を運ぶのですが、行くたびに好きな噺家さんが増えてしまい、誰のチケットを取るべきがとても迷うようになっています