一天四海 葵祭の刻
こんにちは
先日、国立演芸場で落語を楽しんできました。
【演目】
▪️牛ほめ 滝川鯉佐久
いつも頭に霧がかかったかのようにぼんやりしている与太郎のお話。
おじさんが家を建て直したので、新築祝いに伺うことになります。
父に一通り褒め方を教えてもらうのですが、どうも微妙に言い回しが違う。
頭が弱くて困るけれど、なぜか憎めない、コミカルな与太郎です。
▪️一文笛 林家正蔵
これはスリのお話。
スリは、旦那の煙管入れがとても素敵だけどスリたいけど隙がないと言います。
お金を支払って煙管入れを手に入れるのですが、旦那の財布をスっていました。
相手を不幸にさせないことがモットーとしているのですが、
実は、自分のしたことで、ある子が不幸になっていることを知り...というお話。
▪️へっつい幽霊:瀧川鯉昇
道具屋を営んでいる親方。ところが店には不思議な商品がありました。
それが「へっつい」。なぜか売ったその翌日に返品されるのです。
このへっついには幽霊が住みついているとの噂が...。
幽霊退治に手を挙げた熊さんと徳さん。はたして運命やいかに〜!
→TVで鯉昇師匠の落語を見て、生で観ることができ満足

ちょっとした表情や、間の取り方が素晴らしくてますます好きになりました

▪️夢の酒 入船亭扇遊
→前座の頃から、龍志師匠には大変かわいがっていただいて〜からスタート。
談志師匠も登場するお酒のエピソードからすぅっと話に入りました。
演じる方が違うとこんなにも変わるんですね

扇遊師匠の落語は、全体的にさらりとしたお話の進め方なのですが、
細かいところがとても印象に残って、「あ〜今日も楽しかった!」って思えます

▪️花見の仇討ち 立川龍志
桜の時期は、いつの時代も大騒ぎ。
仲良し4人組は花見に来ている人たちを驚かせようと敵討ちの芝居を企てます。
今でいうドッキリというかモニタリング的な企画ですね〜
それぞれの役回りを練習し、いざ本番に向かうぞ!と家を出るわけですが、
いろいろあって4人のうち3人はすんなりと現場に到着しません。
挙句、芝居ではなく本物の仇討ちと勘違いする人も現れ大騒ぎに!というお話でした。