扇辰ぴより
この週末は母と一緒に落語と朗読を聴きに行ってきました
この朗読がねぇ、おもしろいのですよ。
【演目】
▪️鼓が滝 入船亭辰之助
歌を読むのが好きな男が、皷が滝にやってきて一句。
いい歌ができた!と思ったら、急に旅の疲れが出て居眠り。
目が覚めたら辺りはすっかり暗くなり道に迷ってしまいました。
一軒の家を見つけ一晩泊めてもらうことになったのですが、先ほど作った歌を披露したところ、おじいさん・おばあさん・孫にも直されてしまいます。
ですが、手直しを素直に受け止めた男。
そこに木こりの声が聞こえ、目が覚めるとまだ皷が滝。あれ?夢?
男は木こりに、ありがたい手直しを受けたけど、失礼はなかっただろうかと問うと...
皷だけにバチは当たりませんよ〜
▪️妾馬 入船亭扇辰
お酒と博打が大好きな職人の八五郎。
その妹のお鶴は、お殿様に見初められお屋敷にて暮らすようになり、間もなく懐妊。男の子を出産します。
お鶴が兄に会いたがっているとの仰せで、お屋敷へ参るよう言われた八五郎。
自分の知っている世界とは違うお屋敷で、家来、女中さんたちにいつもの調子で振る舞い、お殿様の言葉遣いもわからない始末。
ですが、ところどころに妹を思う兄の姿もあり。
しんみりしちゃいけねぇと酒に酔った勢いで都々逸を詠んだところ、お殿様に気に入られます。
まさにお殿様の鶴の一声にて大出世となるというお話でした〜
▪️朗読:入船亭辰之助
楽しいハイキングにきた四人家族。
ところが妙な霧が出てくると、周りにいたはずの人々が次々といなくなります。
妻と娘がいなくなり、しまいには息子と二人に。
重苦しい霧の中を、ひたすら車を走らせる...というちょっとこわ〜いお話。
▪️朗読:入船亭扇辰
日本から見て地球の裏側あたりの村で祖母・母・弟・妹と暮らしていた少年。
その家に日本から来た3人の男がラジオを聴かせてほしいとやってきます。
そして、みんなで雑音の中、耳を研ぎ澄ましながら、ノーベル賞の授賞式を聞くのです。
この3人の男たちは葉切り蟻の研究をしている人たちでした。
彼らが帰りしなに、日本語で書かれた本をくれるのですが、読むこともできないのに大喜びの祖母。
数年後、その祖母が亡くなった時にその本が出てきて、今も形見として自分のそばにあるというお話。
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