お城EXPOの後は、【夜の部 昼夜で正蔵・喬太郎ガチンコ二人会】に行きました。
【演目】
ざるや:桃月庵はまぐり
呑める:春風一刀
夫婦に乾杯:柳家喬太郎
蜆売り:林家正蔵
文七元結(上):林家正蔵
文七元結(下):柳家喬太郎
開口一番が、開演時間前に始まりました。
ふぅ。少し早めについて、席確認してよかった〜...と思ったのですが、開演時間近くに入場される方もいらっしゃいますから、なんだかざわざわしていて私は気が散る。
その点、集中して話をするはまぐりさんはさすがです。
一刀さんは、今年の秋に二ツ目になったばかりの若手の噺家さん。
どっしりと落ち着いてお話しされていたので、今後が楽しみな方です♪
春風亭一朝門下だそうで、兄弟子には一之輔師匠。
ご友人のお兄様は柳亭市弥さんなんだって。へ〜
喬太郎師匠のまくらは、欧州公演のお話から。
この前聞いた時とは少し違う箇所も入っていておもしろかったです。
夫婦に乾杯は、3年たっても新婚生活を送っている若夫婦が、会社の先輩方に習って擬音での会話に挑戦するというお話。
擬音でも会話は成り立つんですね〜と翌日会社で報告すると、先輩方は「君に習ってちゃんと会話した。」と言われるのでした。
喬太郎師匠の女性の声と仕草は、とても好きです(笑)。
このお話、昇太師匠が作ったらしいですよ。
正蔵師匠は初めてなのでとっても楽しみにしていました。
さむ〜い朝、小さな男の子が蜆を売りに歩いていました。
魚屋の親方は、蜆を買い、その子を少し火にあたらせ、かるく食事を取るように言うのですが、家に持って帰って家族で食べたいと言い出します。
話を聞いてみると、ある時ある人から受けたご厚意により、家族が無実の罪を着せられ、今は貧しい暮らしをしているとのこと。
そのきっかけとなったのは自分だと悟り、男の子の家族の濡れ衣を晴らすために奉行所へ向かうのでした。
話の細かいところが良く分かる良いお話しでした。蜆のお味噌汁が食べたくなる〜
文七元結は、演者が変わると同じお話とは思えないくらい全く違う印象でした。
うへ〜おもしろい〜

前半の正蔵師匠は、真面目に、でも、ちょっといじる。
後半の喬太郎師匠は、真面目に演じたのに急にいじる。コミカルなお話でした。
お二人とも昼夜同じ演目ということで、だいぶお疲れとのことでしたが、いや〜年末にいいものを観させていただきました〜

