こんばんは
先日はチェロキー寄席に行ってきました。しっかし最近落語率の記事が高い(笑)。
【演目】 入船亭扇辰
▪️三方一両損
お財布を拾った金太郎。中には3両も入っており、持ち主の吉五郎へ届けに行きます。
ところが、なんでか2人はケンカを始めてしまいます。
すったもんだの末、お互いの大家さんが大岡越前守に訴えを起こし、お白州の場へ行くこととなります。
大岡越前守のお裁きは、越前が3両を預かり、それに1両出すことにより、2人には2両づつ渡すという三方一両損という内容でした。
お白州は大きなものからちいさなものの順で進められるため、みんなお腹ぺこぺこ。
時間を取らせて悪かったとお料理が振舞われます。
越前守から食べすぎるなよという忠告に対し、「おぉくわぁ(大岡)食わねえ、たった一膳(越前)。」というサゲでした。
ケンカのところの盛り上がりはドタバタ感がとてもおもしろかったです。
それからお白州の場で、お上の言葉の越前守、その言葉の意味がわからない金太郎と吉五郎、お上の言葉を説明する大家さんの姿がおかしかった〜!
▪️甲府ぃ
お腹がすいていた善吉はお豆腐屋さんで盗み食いしてしまいます。
聞けば甲府から江戸へ出てきたのにスリに遭い財布をすられて無一文になったとのこと。
お豆腐屋の旦那は、近々人手が不足するため善吉にここで働いてみないかと提案します。
まかされたのは豆腐を売ること。売り声には店の一押し商品『ゴマ入がんもどき』がはいっています。
「とぅふぃ〜 ゴマ〜入〜り がんも〜ど〜き」
善吉はとにかく一生懸命働き、店は大繁盛。一人娘のお花ちゃんをお嫁にもらうことになりました。
結婚後も休むことなく働いていましたが、数日お暇をいただき甲府の里親にご挨拶することになり、みんなにどこへ出かけるのと尋ねられ...
「こうふぃ〜 おま〜い〜り 願ほ〜ど〜き」
登場人物が生き生きしてました〜
特に善吉という人物像が動きと言葉から伝わってきました!
売り声のところは、たっぷりのびのある美声を聴かせていただきました〜
▪️おまけ
今回は軽く食事をすることができる場所でした。
終わった後もお酒を楽しんでいたところ、なんと師匠とご一緒させていただきました。
おしゃべりしているうちに、あれ〜なんだかどこかでこういうことがあったような??
あぁ先月エンドレスさんでオーナー達と飲んだ時だ。と思い出しました。
帰る時は師匠にお見送りまでしていただきました。
「今日はありがとう。気をつけて帰ってね。」
ん〜?これもどこかで?あぁ乗馬クラブだ。
「またこいな。気をつけて帰れよ。」
言葉は違えど、同じ温かさを感じます。
遠いはずなのに近い人。扇辰師匠はそんなお人柄の方です。