オレスタイル
こんばんは。遅めの夏休みを取りましたよ。
今年も奇跡的に取れた昇太師匠の独演会に行ってきました

【演目】
オープニングトーク
都々逸親子:春風亭柳好
替わり目:春風亭昇太
二番煎じ:春風亭昇太
死神:春風亭昇太
ステージに現れた師匠。おっと?ちょと疲れているご様子?
でも、お客さんの拍手と笑いに後押しされ、いつもの楽しい会でした。
オープニングトークでは、サッカーの話題でした。
清水出身ですから当然エスパルスファンなわけですが、黄色のユニフォーム着てるんだと思うと笑ってしまう。黄色=木久扇師匠だから(笑)。
今回のパートナーは柳好さん。相変わらずほんわかした雰囲気。
口が達者な息子さんと、意地になって都々逸を張り合うお父さんの掛け合いが面白かったです。
替わり目はTVで見たことがありましたが、今回は後半まで演じてくれました。
酔っ払って上機嫌のご主人さんは、家でもう少しお酒が飲みたいと奥様にワガママを言い、おでんを買ってくるよう言いつけるのです。
奥さんがとっくに出かけたと思ったご主人が、「本当はあんないい女房はいないんだぁ〜」と本心をつぶやいていると、まだ家にいた奥さんにこれを聞かれてしまう。
ここまでが前半です。で、後半はこんなお話でした。
奥さんがおでんを買いに行った後、家の前をうどん屋さんが通りがかるのですが、ご主人はうどんを食べることもなく、ちゃっかり冷のお酒を熱燗にしてしまう。
おでんを買って帰ってきた奥様が、そのことを知りうどんを注文しようと呼ぶのですが、うどん屋さんは知らんぷり。お銚子の替わり目だからね。
あぁ〜こういうお話だったのね〜と納得しちゃいました。
二番煎じ。これもTVで見たことある〜。
江戸は木造建築の密集地帯。しかも、この時代の灯りや暖は当然火を使います。
火事に気をつけよう!と火の用心を当番制で見回ることになるのですが、番小屋に戻るとみんなはすっかり体が冷えてしまっている。
次の当番まで温かいものを〜とお酒やら、猪肉鍋を楽しんでいるとお役人さんがやってきます。
お酒を「煎じ薬」とごまかしたもののばれてしまい、隠した猪鍋もばれてしまう。
お役人さんがぜ〜んぶ食べてしまうと、「もう一度回ってくるから二番を煎じておけ!」
死神。これは、噺家さんによって全くサゲが異なるそうです。
昇太師匠が演じたのは笑いがうまく入ってるお話でした。
借金で首が回らなくなり、自ら命を絶とうかと思った男。
でも、そんな大それたことはできない。座ってればいい仕事があればいいのに〜なんて思っているとそこへ死神登場。医者を名乗ってのお金儲けのお話を教えてくれます。
病人の足元に死神が見えた時は、呪文を唱え手を叩けば死神は去り、病人は元気になる。ただし、頭に死神が見えた時は助からないので何もしてはならないと。
最初は言われた通りで事なきを得ていましたが、助からないケースも続きお金がはいってこない。
そこへお金持ちの奥様からご主人を助けて欲しいと依頼がくる。
家へ伺ってみると病人の頭のところに死神が座っていたのですが、大金に目がくらんでしまった男は、布団の位置をくるりと変える事でご主人の命を助けます。
久しぶりの大金を手にして大喜びの男でしたが、再びあの死神が現れ、命のろうそくの洞窟へ連れて行かれるのです。
今にも消えそうになっているろうそくが自分のものである事を知った男は、新しいろうそくに火をつけようとします。
手はガタガタ。ひえ〜急がないと消えちゃう〜。なんとか火が付いた!と思ったら、男は死神として生きる事になりました。わ〜い座ってできる仕事だぁ!
こういう終わり方、すごく昇太師匠らしくて素敵ですね。
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