二松落研創部五十周年記念寄席
こんにちは。
この前の土曜日、二松学舎大学の落研記念寄席に行ってきました。
【演目】
二章亭ちゃん平:こちら用務員室
柳家喬太郎:擬宝珠、すみれ荘201号
三遊亭兼好:片棒
三遊亭じゃんけん:味噌豆
三遊亭兼好:応挙の幽霊
まずは、OBのちゃん平さん。
用務員室に訪れる生徒とのやりとりが楽しいです。
偶然居合わせた校長先生はこのやりとりを見てびっくり!
でも、こういうの本当にありそうだなぁと思いました〜
ちゃん平さんは、現在、茨城で国語の教師をしていらっしゃるそうです。
喬太郎師匠は、兼好師匠が来られてない&自身の仕事の都合によりぶっ続けの2席。
子供の頃、好きだったウルトラマン。
大人になってから精巧にできているガチャガチャをきっかけに再度はまる。
スペシウム光線の出し方が、初代と新ウルトラマンと異なる...なんてところを説明。
んと...背中の曲がり方??
それから、妄想お姉さんのガチャガチャにはまったそうで、携帯ストラップに付けているという、いくらのお姉さんのポーズを取ってくれました。
収集といえば、切手やコイン集めの趣味の方もいますよね〜
古いコインは緑青がついていて...というくだりで擬宝珠スタート。ながっ...。
擬宝珠は、病気になった若旦那のところへ友達の熊さんが訪ねて行く。
てっきり恋の病かと思いきや、実は若旦那は金物を舐めるのが好きで、浅草寺の五重塔の擬宝珠が舐めたいんだ〜というお話。
次のまくらはご自身の落研時代のお話。
発声練習がちょっと変わっていたそうで、屋上から「⚪︎⚪︎のお姉さんお茶飲みませんかー!」と近くの語学学校にむかって叫んでいたそうです。その学校今もあるある。
ってそんな話していたら「わたしの持ち時間あと10分!?」って(爆)。
一度聞いてみたかったすみれ荘が始まりました。
東京ホテトル音頭、東京イメクラ音頭、大江戸ホテトル小唄も歌ってくれました。
続いて兼好師匠。
こちらの大学出身だそうで、高校が甲子園に出場してよかった〜というお話。
確かにいいところまで行きましたよね。来年も楽しみです♪
で、片棒。たくさんのお金を稼ぐことができたお父さん。
家督は、長男次男三男の誰に継がせるべきか...。
もし、死んだとしたらどんなお葬式を出したい??と息子たちに聞いてみるが〜というお話でした。
人の考えというのは十人十色ですねぇ。
兼好師匠の衣装替え中は、じゃんけんさんがバトンタッチ。
あっ。前に金明竹(きんめいちく)聴いたことある〜
見てるうちに味噌豆食べたくなってきましたよ。
そして、最後は応挙の幽霊。
幽霊というのは女性・長い髪・そして細身であるというのが定番。
細身ではない方が、「ちょっとごめんなさい!」と通りすぎてもちっともこわくないよね〜というところから入りました。
安く仕入れることができた掛け軸が高値で売れて上機嫌の道具屋さん。
たまにはいい酒を飲むんだと一人お酒を飲んでいると酔いが回って上機嫌。
でも、良いことがあって、良いお酒を飲んでるのに一人じゃちょいとさみしい。
明日は売りに出す掛け軸を床の間に下げ、「こんなきれいな人がかかあならいいな〜」と独り言を言っていたら、絵から本当に幽霊が出てくるというお話でした。
でもね、この幽霊さんは全然怖くなかったですよ。
今回は、ちょっと詳しく書いてみました。
忘れるからでしょ?あい、そうです〜