第47回 藍筍会書作展
上野の東京都美術館で開催されている藍筍会書作展に行ってきましたこちらは仮名専門の書道会です。私はこの書道会に所属しております。
漢字で書かれた大きな作品は、時に見ている人が圧倒されて、グググーッと惹きつけるパワーのある作品もあります。でも、仮名で書かれた大きな作品は、見ている人をホッとさせてくれて、その優しさに惹き付けられますそんな作品達が入り口のところから、たっくさん並んでいました。どれもこれも見応えがあり素晴らしかったです
お習字は、濃いめに摺った墨で練習する方が勉強になります。
そして、作品を書く時も濃いめの墨で書くとメリハリがつき、作品全体がギュッとしまるように感じます。
では、墨を薄めにしてはダメなのか??
そうではないです。でも、とても難しい事ではないでしょうか。
薄めの墨で書いた作品が見ている人の目を惹くならば、相当の腕前だと思います。
今回、藍筍会の中にはそういった作品も多々ありましたよ
【豆知識】
書道作品を見に行った時、「チャボク」とか「セイボク」という言葉を耳にするかもしれません。これは、墨の事ですね。漢字にすると「茶墨」「青墨」となります。要は、墨の色を表している訳です。
墨には、油煙墨(ゆえんぼく)と松煙墨(しょうえんぼく)の2種類があります。
油煙墨は、植物油を燃やし、残った煤と膠を混ぜたもの(←茶墨はこっち)です。
松煙墨は、松を燃やし、残った煤と膠を混ぜたもの(←青墨はこっち)です。
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