平成22年神奈川県代表書家展
今年も神奈川県代表書家展に行ってきました
今日はぽかぽか陽気だったし〜、少し離れた馬車道駅から会場までてくてく歩くには最高でした
大きな作品はやっぱり見栄えがしますね。でも小さな作品の中にも「おっ!」と思うような作品がありましたアクリル板の中に収まっている作品は、照明の光で反射してしまって見にくかったそれに比べると、掛け軸の作品は見やすかったです
学校の授業で筆を持つ事はあっても、その後はとんと離れてしまう事が多い昨今です。作品として見る場合は、なんだかよくわからない...と思う方もいるのではないでしょうか??そこでちょこっとしたコツ(?)を教えましょう
まず作品を目にしたら、「なんて書いてあるんだろう?」とは考えず、それを『絵』として見てみましょう。大きいなぁ〜、面白い字だなぁ〜、なんか斜めになってるなぁ〜、半紙から飛び出してない??...そんな感じ方でOKです。作品の大きさは様々ですし、半紙上の文字と余白も色々な構図があります。
次に、その作品との距離を変えて見る。遠くで見た時と近くで見た時では大分印象が違います。近くで見ると真っ黒に見えたはずの墨の色が意外な色を持っていると気づくかもしれません。たっぷりの墨がじゅわ〜っとにじんでいたり、だんだん墨が少なくなったために浮き上がってくる色もあります。墨がさらに少なくなると線にかすれが出て、さっきとは違う色に見えたりします。また、半紙の色、絵、ぼかしなんかも沢山のデザインがあります。表装の柄や額もおもしろいです。作品がむき出しだったら、半紙と墨の匂いが若干漂う作品もあります。そして、もう一度遠くから見てみる。
おや?...最初に見た時とすこし違う印象に変わるかもしれません。
更に興味を持ったら、作品の横にある説明で内容を確認して下さい。作品が仮名だと説明文を読んでも、なんて書いてあるのか分からないかもしれません。そういう時は諦める(笑)。書いてある字が読めなくても、その作品がとてもとても素晴らしい作品だったら、全部の作品を見た後で、もう一度その作品の前に立っていると思いますよ。
展示作品を一通り見た後、道具屋さんでおもしろい物を見つけました。墨の香りがする消しゴムです。おもしろーい先生にお土産に買う事にしました
« 名演だなぁ | トップページ | 第47回 藍筍会書作展 »
「習字」カテゴリの記事
- 王朝文化へのあこがれ(2024.05.06)
- いろいろ勉強だな(2024.04.14)
- 春合宿 〜お習字〜(2024.04.10)
- 藍筍会書作展(2024.03.03)
- 競書作品を書かねばー(2024.02.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント