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2007年11月

2007年11月29日 (木)

Czech Philharmonic Orchestra

11月27日(火)にチェコフィルのコンサートに行ってきました。今年5月のチェコフィル六重奏団のコンサート以来、すっかり弦楽器に魅了されたからです。チケット代が高かったので、かなり悩んだのですが行って良かった!弦楽器最高です(感激)!

この日はドヴォルザーク・プログラムでした。チェコ組曲op.39からポルカ、チェロ協奏曲ロ短調op.104、交響曲第9番ホ短調op.95《新世界》、アンコールは鳥の歌(カルザス)、スラブ舞曲第15番(ドヴォルザーク)でした。チェロ協奏曲でソロ演奏をした堤さん、いい音でしたよぉ。チェロってあんなに高い音が出るんですね。私は主にピアノ曲を中心に聴いているのでオケは「?」なのですが、本ッ当に楽しかったです。

Libera好きの方ならすぐに分かると思いますが、ゴーイング・ホームの1番が終った後、マイケルとトムのソロが響くパートがありますよね。弦楽器によるあのパートは最高のハーモニーでゾクゾクーッとしました♪

ちなみに、座席はステージ向かって右よりの3列目で、「前すぎてよく見えないし首が疲れるな…。」とか思ったのですが、ちょうどチェロとコントラバスのあたりで、これがとても良かった!ヴァイオリンの音は、どの席でもよく聴こえると思うのですが、低音が聴こえると曲に深みが出ます。やはり音楽はバランスだ!

拍手喝采と小休止の間、恰幅の良くてニコニコ笑っているコントラバスの方がいました。この人がコントラバス首席奏者さんかなぁ?と思ったらやはりそうでした。しかも、チェロ首席奏者のホストさんと『デュオ・ディ・バッソ』を組んでいるフデッツさんだった!あ~このCD欲しいよぉ~。

終演後、指揮者のマーツァルさんのサイン会ありだったので毎度のごとく参加♪目の前でみるマーツァルさんは結構大柄そうな人でした。キラリと光るブルーの目は、とても力強くて、これからもまだまだ大活躍する人だ!と感じました。
チェコフィル最高(^0^)/

2007年11月23日 (金)

ヘイリー Premium Concert~Treasure~

日本でのツアーも終了したので、少し前のことになりますが、Heyleyのコンサートに行ってきました。驚いた事に取れたチケットは、1階席1列目ど真ん中でした!

コンサートが開演し、ステージに現れたヘイリーは…可愛い!!の一言。笑顔がとってもcuteな女性で、プロフィールに出ている通りのピュアヴォイスの持ち主でした。他の人がどう思うのかは分かりませんが、彼女の声はまさにニュージーランドの大自然を気持ちよく吹いているさわやかな風のような感じがしましたね。また、正確で安定した音程の取り方に絶対音感があるのも納得しました。

この日のコンサートで聴衆を虜にしたのは、アヴェ・マリア(カッチーニ)、涙そうそう(英語ヴァージョン←日本語の歌詞と同じです!)、ユー・レイズ・ミー・アップ(静香さんのエキシビ使用された曲)、アメイジング・グレイス、ダニーボーイ…ではないかな?と思います。ピアノとヴァイオリンの演奏によるチャルダッシュ(真央ちゃんのFP使用された曲です)も良かったです!一緒に行った友人も思わず感動して涙…を誘われたくらい素晴らしいコンサートでした。また来日してほしいですー(^0^)/

2007年11月18日 (日)

奈良旅行 その4

いよいよ旅の最終日。もう終っちゃうのかー。しかし、2日間歩きっぱなしだと、さすがに足も慣れてくるものですね。さて、この日は、春日大社と奈良町散策という事になりました。奈良に来て東大寺に行かないって観光客もかなり珍しいと思いますが…時間がないのでまた次回です!

朝も早くからてくてく歩く!この日もちょっと微妙なお天気でしたが、一の鳥居から二の鳥居までは、朝の空気がとてもすがすがしくて、とても気持ちが良かったです。それに、ぽつぽつと鹿達に会いました。奈良の春日の青芝に~♪…ですね。結構小鹿が多かったような気がします。そして、朱色の二の鳥居から先は荘厳な雰囲気となりました。南門に着いた時、なにやら声が聞こえてきたので、参拝受付で理由を聞くと、朝のお祈りをしているとのことでした。お寺のお経とはちょっと違っていました。

南門からぐるりと囲んでいる回廊にはたくさんの釣燈篭がありました。受付側の階段を上がると、本殿が見えました。見事な朱色!きれいーーーーっ!!そして、左には、ご神木である大杉がありました。樹齢は約1,000年だそうです。植物って本当に長生きですね。長い間、私達の行っている事を見てどんな事を感じてるんでしょうか?お寺の雰囲気も好きですが神社の雰囲気もいいですね。なんか自然と一体になっているように感じます。

この後は、宝物殿に行きました。刀や甲冑が展示されていました。いくつか展示されていた刀ですが、一体どうやって作ったんだ?と思うほど、綺麗でした。これは、人を殺めるための武器でなく神様に奉納する為の物だそうです。

春日大社の二の鳥居からささやきの小道を抜けて、「暗夜行路」を書いた志賀直哉旧居、奈良町散策をして、今回の旅は終りました。学生時代の修学旅行とは違った感動が色々あった旅でした。あたしも大人になったものだ…。今度は、東大寺行くぞー!!

2007年11月11日 (日)

奈良旅行 その3

午後は、興福寺へ行く事にしました。だいぶ暗くなって来たし、また雨も降ってきました。あろうことかデジカメの電池がおかしい…。ここからは、デジカメ使用頻度がググッと減りました。

興福寺国宝館へ向かいました。ここは、順路が表示してあるものの気になったら、何度でも最初から見直せる…という作りになっていました。やっぱり、一番混みあっていたのは、八部衆立像(はちぶしゅうりつぞう)の阿修羅像です。

顔が3つ、手が6本の細身の体型の阿修羅像。しかし、少し悲しそうに見える3つの顔と、なんとなく優しさを感じさせるほっそりとした6本の腕と手の向きが何度も見ても飽きませんでした。目を離すと、この6本の腕がゆらゆらと動くような気がしました。対して、その側にあった2体の金剛力士像は、ものすごく筋肉質で力強い!そして、この金剛力士像の向かいには、天燈鬼と龍燈鬼がいました。彼らは、通常は四天王に踏み潰されている邪鬼なのですが、なぜかお仕事を与えられている面白い作品です。友人も「真面目に働くと出世するってことかな?」と言ってました。ちなみに、英語版による彼らの説明には…The small devils are usually shown being trodden underfoot by the Shi-tenno. とありました。面白いですな。

国宝館を出た後は、もう真っ暗に近かったです。急いで、五重塔、東金堂、南円堂を見ました。そして、北円堂は…閉まっていました。

さて、夕飯は…前日に満席で入れなかったお店です。この日は入れました。カウンターと3つのテーブルのこじんまりとしたお店でした。カウンターには、沢山の料理が大皿に乗っていました。どうやら、「これなぁに~?」と聞きながら注文するみたいです。面白いですね、お店の大将さんとこんな風にお話して会話が始まるとは。そして、料理もとっても美味しかったです。「そうだよ、全部美味しいの。」と大将さんは言ってました。沢山食べて散々おしゃべりして、お腹もいっぱいになってきたので、帰ろうかと思ったら、お隣に座っていた女性から「クラシック音楽好きなんですか?」と声をかけられました。そして、また盛り上がる!クラシック話題についてくる若い女性ってあまりいないのでとても楽しかったです。

そして、3日目に続く

奈良旅行 その2

2日目は、残念ながらぐずついたお天気・・・。でも、時々雨!という天気予報を信じて出かけました。行き先は法隆寺です!ガイドブックを見ると、バス利用で行くというのが一般的なようですが、穴があくくらい地図を眺めたのと、昨日の歩きっぷりを考えて、JR法隆寺駅から歩くことにしました。歩いた結果、駅から20分くらいでした。どうって事ないね♪でも、雨は次第に激しくなってきました・・・。

南大門をくぐると、その先はまったくの別世界。空が広くて何もない!突然、違う時代に来てしまったかのような感じがしました。遠くに中門が見え、近づくと阿吽の金剛力士像が立っているのがわかりました。まずは、西院(さいいん)から見物です。

①よく見ると中門と廻廊の柱は、ふっくらと丸みがありました。おぉ~、これが学生時代に習ったエンタシスの柱か。柱だけでも年月を感じます。
②次は金堂へ。ここには法隆寺のご本尊が安置されています。しかし、電気が設置されておらず暗い…。どうやら、側に懐中電灯があるようでこれを照らしならが見るみたいでした。
③五重塔。外観見学のみかと思ったら、みなさん、階段を上がって行きました。何か見えるんだっけ?…ガイドブックを見ると「仏典の場面を表現した塔本四面具という物があるようです。早速階段を上ってみるものの暗くてよく分からない。しかし、北側は割と光が入っていたので多少見えました。お釈迦様が亡くなった事を悲しむ弟子達が表現されている群像がありました。「泣き仏」というらしいですが、暗かったせいか私には悲痛な表情には見えなかった。
④大講堂。大きな薬師三尊像と四天王像がいました。なむ~。
⑤上御堂(かみのみどう)!ここは通常は公開されていません。11月1日から3日間だけ公開されるんですよ。釈迦三尊像と四天王像がいました。ここが一番暗くてよく見えなかった…(残念)
⑥鏡池。すぐ横には正岡子規の俳句が刻まれた石碑がありました。そうです!柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 ゴーン
⑦聖霊院(せいりょういん)。ここには聖徳太子の尊像が安置されていました。
⑧大宝蔵院。ここは宝物庫です。この時間くらいから、修学旅行生の集団に巻き込まれることが多くなってきました。すぐに追いつかれるので通り過ぎるのを待ったりしてました。しかし、ちょうど、すらっとした百済観音像を見ている時、この集団に飲み込まれました。

「すっげー!おい!こっち来いよ。」「おっ!ホントだ。すげーすげー金ぴかじゃん!!」「ドンッ★゛(あう…)」「何やってんだよ、おまえ人にぶつかってんだろ!」「え?」

ジージャン&ジーパンにキャップ帽をかぶっている私の格好では、同じ学生にしか見えなかったのかもしれません。金ぴかの方じゃなくて観音様を見ようね♪その後も、何人かの生徒に不思議そうに顔を見られてたし。君達より身長はあるんだけどなぁ…。しかし、みんな半袖とか半ズボンとかで走り回っていて元気いっぱいでした。

次は、東大門をくぐって東院です。夢殿は、綺麗な八角円堂でした。屋根がとても綺麗でした!そして、この夢殿をぐるっと囲っている廻廊の後ろ側の中宮寺へ向かいました。

中宮寺は、聖徳太子が亡くなられたお母様の冥福のために、御所を寺にしたと言われています。お寺は、四角い池(…でいいのかな?)の中に建てられていて、宙に浮いている様に見えました。ここには、歴史の教科書に載っているアルカイック・スマイルをたたいえた菩薩半跏思惟(ぼさつはんかしい)像がありました。

法隆寺…。ホントに美しかったです。後ろ髪を引かれる気持ちで後にしました。また来ようっと♪これが、午前中の出来事でした!

2007年11月 6日 (火)

奈良旅行 その1

紅葉にはまだ早いのですが、奈良へ行ってきました。京都から近鉄線に乗った時、たまたま橿原神宮前行きに乗ったので、「ホテルへ行かずにこのまま西ノ京へ行ってしまおう!」という事になり、奈良散策は早速始まりました。

まずは薬師寺へ!
南門をくぐると、右手に東塔(とうとう)、左手に西塔(さいとう)、正面に金堂(こんどう)がありました。東塔は色あせていましたが、創建当時の建築物なので、とても長い歴史を感じました。対して、西塔は復元されたものなので朱色がとても綺麗。金堂は鮮やかな朱色と緑色でしたが、ビカーッ☆…と、きらびやかではなく落ち着いた色でした。金堂の中では、お坊さんが説法をしていました。右に日光菩薩様、正面に薬師如来様、左に月光菩薩様がいて、たくさんの写経がありました。ここでは、書いた般若心経を永大供養してくれるそうです。また、見過ごしがちな回廊の東側にある東院堂にも寄りました。

今回は、春と秋にしか公開されないという玄奘三蔵院にて、玄奘塔と大唐西域壁画殿(←平山郁夫画伯の壁画があります)を見ることが出来ました。

お次は、唐招提寺へ!
しかし、肝心な金堂はH21年まで修復工事中。千手観音が見られなぁぁい!!ま・仕方がないので、見ることの出来る講堂や新宝蔵に行きました。鑑真和上御廟には、可愛いコケがもこもこしていました。もちろん、公開日ではありませんので鑑真和上は見られません…。

近くで、のんびり昼ごはんを食べてからホテルへ行き、奈良国立博物館の正倉院展へ向かいました。博物館へ到着したのは4時半少し前だったのですが、4時半から入館できる『オータムレイトチケット(通常価格より300円引き!)』が販売される時間だったので、このチケットを購入する事にしました。係員さんの話によると、開館時間が9時なのに8時半頃から10数名が並んでいるとの事。日中はとても混んでるらしいです。…って、私らの入った時間であれだけ人がいたのに日中の混み具合って…すごいぜ!

フェルトの敷物の花氈(かせん)は、色がとても綺麗でした。ところどころ、穴が空いていたのですが、空いている部分からこの敷物がかなりの厚みのあるものだと言うのがわかりました。出来上がった当時はもっと綺麗だったのかな?そうそう!ろうけつ染め屏風の羊木臈纈屏風は、2匹のサルと1匹の小鹿を見つけることが出来ましたよv

1日目から歩きっぱなしでしたが、楽しかった♪-2日目へ続く…

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